「、、、すごい、ね」

同情はしたくない。その言葉しか言えなかった。

「千夜くん、夢ってある?」

「夢は特にないけど、、、、」

「じゃあ夢を見つければいいよ。目標でもいいし。こんな生活の中で目標とか夢がなかったらやってけなくなるだけ」

「俺、1人じゃ無理なんだよ、、、、。何もできない。人にだって強くあたるとこは変わんない」

「うん」

「だから分かんないんだよ。あんたのこと」

え、まさかー、、、、


「うららって本当に何者なの?」


聞かれてしまった。