僕たちは今、隣の県に臨海学校に来ている。普通、夏休みにする行事らしいけど、うちの学校では何故か夏休み前に行われている。
今日は朝から集まった後、バスに乗り込んで海洋博物館や水族館に行っていた。今は旅館に向かっているところだ。夜には夏ということで怪談会。そして次の日は、シュノーケリンググループと水上オートバイグループに分かれて水上アクティビティを楽しむんだ。
「夜も楽しみだけど、明日も楽しみだな」
僕がポツリと呟くと、静瑠がむくりと体を起こす。そして僕の耳元で囁いた。
「瑠依、怪談会でする怖い話は考えたのか?悪霊と対峙したことは何度もあるが、それを話すわけにはいかねぇだろ」
怪談会では、一人一話怖い話をしなくてはならない。僕が「あ〜……。そのこと、全く考えてなかった」と言うと紫乃と菫も顔を強張らせた。
「悪霊と戦うって映画でありそうな話だけど、人には話せねぇよな」と菫。
「もうネットで調べてそれを披露するしかなさそうだね。コックリさんとかトイレの花子さんとか定番なやつ」と紫乃。
今日は朝から集まった後、バスに乗り込んで海洋博物館や水族館に行っていた。今は旅館に向かっているところだ。夜には夏ということで怪談会。そして次の日は、シュノーケリンググループと水上オートバイグループに分かれて水上アクティビティを楽しむんだ。
「夜も楽しみだけど、明日も楽しみだな」
僕がポツリと呟くと、静瑠がむくりと体を起こす。そして僕の耳元で囁いた。
「瑠依、怪談会でする怖い話は考えたのか?悪霊と対峙したことは何度もあるが、それを話すわけにはいかねぇだろ」
怪談会では、一人一話怖い話をしなくてはならない。僕が「あ〜……。そのこと、全く考えてなかった」と言うと紫乃と菫も顔を強張らせた。
「悪霊と戦うって映画でありそうな話だけど、人には話せねぇよな」と菫。
「もうネットで調べてそれを披露するしかなさそうだね。コックリさんとかトイレの花子さんとか定番なやつ」と紫乃。


