一途に夢を追う彼のことを、応援していた。 彼のことを金銭的に支援することにも、迷いはなかった。 バイトをしながらバンド活動を両立しているのも、知っていたから。 今思えば、私は甘すぎたのかもしれない。 ただの「都合のいい女」だったんだろう。 分かっていても、未だに怒りは芽生えなかった。 ただ、私を必要としていない事実が、胸を痛めているだけだったから。