夜の7時ごろ…


そろそろ由衣を帰らせるため、みんなで由衣を家まで送ろうと倉庫の1階に降りてきたとき、


『副総長・・・!』


そんな声が聞こえて後ろを振り返ると、数人の下っ端が何が言いたげに俺たちを見つめてきた。


「どうかした?」


『あの、俺たちも由衣さんに自己紹介してもいいですか…?』


え?


『由衣さんに、副総長たちだけじゃなくて俺たちのことも知ってもらいたいです…!』


それもそうかと思い、"少しの時間なら"と条件をつけて由衣と下っ端を交流させることにした。