君は、狂愛の檻の中 ~偽りの君に恋をした~






「…………ところで、ちょっと聞きたいことがあるんですけどいいですか?」

「なんだ?」



「僕、昨日クラスの人たちが話しているのを聞いちゃったんです。蓮さん達が、ヤンチャしてるって………」

「…………」




「それ、本当なんですか………?」


声に震えを含ませて。
怯える小動物のように、肩をすぼませて。



「………それを聞いて、お前はどう思った?」

「え……?」

「怖いか?」



「…………」

「それを聞いて、俺が怖くなったか?」


ジッと、深緑色の瞳が私を映す。









「……………まさかっ」

「………は?」



「僕、小さい頃からそういう系の漫画をよく読んでいて、不良とかそういうのにすごく憧れているんです!!!!」

「おっ、おう……?」


「だから、クラスの人たちの話が本当だったらいいなって…………まあ、僕は喧嘩とかそういうの向いてないんですけどね………」


パッと、好きなモノを目の前に出されたあどけない少年のように。


キラキラと目を輝かせて、グッと一気にレンさんとの距離を縮める。



「………で?実際のところ、どうなんですか??」