君と、もう一度。




聞きなれた心地よい中音の声。


中性的な整った顔立ち。


黒猫みたいに真っ黒な髪と瞳。


…………もしかして、


「と、あ………?」


「そう。………久しぶり」


「っ、」


どうして、ここに………


「……その前に、いったん移動しない?」


「移動……?」


「………ここ、目立つから」


………そういえば。


夜の繁華街の、割と人通りが多い大通りの中央。


今の私たちは冬空が目立つのもあって注目浴びまくりだ。


………人の見世物になるのは、もう散々。


「そう、だね」