「やめろ」 一瞬にして静かになるその場。 「誰だ?」 「……………」 不良の質問に答えない男。 「テメェ……」 「…………黙れ」 「ヒッ」 「さっさと失せろ。もう二度と俺の前に出てくんじゃねぇ」 「……っ……まさか、お前………」 何かに気づいたのか顔をサアッと青ざめさせる不良たち。 その視線の先には、シャランと優雅に揺れる藍色のピアス。 「やっと、見つけた─────────」