〇キラキラとネオンが輝く夜の街
菜穂「ね、ねぇ美月。本当に行くの?」※キョロキョロと周りを見ながら不安そうな顔
美月「もう!菜穂、ここまで来たら行くしかないのよ!」
周りは人の笑い声やガヤガヤと話している声が聞こえる。
菜穂(だから、あの時内緒にしてたのか...)※諦めてため息をつく
〇菜穂の回想シーン(学校内)
美月「菜穂!今度行きたいところあるからついてきてほしい!」※手を合わせてお願いしている
菜穂「いいよ!どこ行くの?」
美月「内緒♡可愛い恰好してきてね!」
〇クラブの前
美月「あ、ここだ!」
美月が指さしたところはネオンが光っているクラブだった。
菜穂「ここって高校生入れるの?」
美月「制服できてないから大丈夫よ!ほら、行くよ!」
美月は強引に菜穂の腕を掴んでクラブの中へと入っていった。
〇クラブの中
大音量の中で踊っている人、椅子に座りながらドリンクを飲んでる人、近距離で話している男女がフロア内にいる。
美月「全然入れたじゃん!トモくんいるかな!!」※周りを見渡す
トモくんとは美月の兄のお友達で美月が恋している相手。
菜穂「早く帰ろうよ、ここ私たちがいるべき場所じゃないよ...。」※不安そうな顔
美月「ちょっとあっち探してくる!菜穂は座ってていいから!」
美月はDJブースの方を指さして走っていった。
ポツンと菜穂はその場に取り残され、フロアの端っこの方に行った。
はぁ、とため息をつき、周りを再度見渡す。
菜穂(わ!あの人たちこんなところでキスしてる...)
菜穂の見る先では男女が抱き合いながらキスをしていた。
菜穂(こんなところは遊び人しかいないから嫌だな...)
チャラ男「ねぇ!君1人なの?」※菜穂の肩を叩き、肩に手を置く
菜穂「え、あ、違います!」
菜穂(これが...ナンパってやつかな、お酒臭い)
チャラ男「あっち行って一緒に飲もうよ!俺、奢るよ!」※バーカウンターを指さす
菜穂「わ、私もうすぐ帰るので!大丈夫です!」
チャラ男「夜は長いよ!いいじゃん、行こうよ!」※菜穂の腕を掴む
菜穂「いや、行かないです!」※腕を振り下ろす
チャラ男「は?何ここに来てそんな事言ってんの?いいから来なよ。」※不機嫌そうな顔をし、ギュッと強く菜穂の腕を掴む
菜穂「痛っ。」
チャラ男の掴む力が強く、菜穂は顔を歪める。
チャラ男「君みたいな可愛い子なかなかいないよ!ラッキー俺!」※ニヤニヤと笑う
菜穂「い、いい加減にやめてください!」
菜穂はブンブンと腕を振るが、なかなか振り下ろせない。
チャラ男「お前、まじでだるいって!」※大声
チャラ男が菜穂の腕を引き、壁に寄せる。
菜穂(どうしよ...身動きが取れない...)
麗司「おい、やめろ」
麗司はガッとチャラ男の肩を掴み、菜穂と離した。
菜穂(だ、誰...?)※いきなりのことでポカンとする
菜穂(この人、もしかして店員さんかな...?)
麗司の恰好は白のワイシャツとネクタイ、黒のベストを着ている。
チャラ男「いってぇな!この野郎!」
麗司を殴ろうとするチャラ男。
麗司はチャラ男の拳を片手で受け止める。
麗司「今後、同じような行動をしますと出禁、また警察呼びますよ。」
チャラ男「くっ...。お、お前!顔覚えたからな!」
チャラ男は罰が悪そうな顔をして、舌打ちをしてその場を去ってった。
麗司「あんたさ...」※ポカンとする菜穂を見る
菜穂はふと我に返り、麗司を見る
麗司「よくあんな奴に歯向かえたな。すげぇ度胸だ。」※フッと笑う
菜穂「だ、だってあんな人...」※急に色んな事が起こりすぎて力が抜け、声が震える
麗司「おい、腕腫れてる。こっち来な。」※菜穂の腕を指さし、歩く
菜穂の腕はチャラ男が強くつかんだせいで赤く腫れている
菜穂「あ...」※菜穂は自分の腕を見て気づく
菜穂(全然気づかなかった...)
菜穂は麗司の後ろをついていった
〇バーカウンター
カウンター内に入る麗司と椅子に座る菜穂
麗司「おい、これで冷やせ。」※菜穂に氷が入った袋を渡す
菜穂(やっぱり、店員さんだったのか...)
菜穂「あ、ありがとうございます...。」※氷の袋を腕に押し付ける
麗司「ここはガキが来るところじゃないぞ。腕の腫れ引いたら帰れ。」※菜穂を睨む
菜穂「わ、私、友達待ってるんです。」
麗司「さっきの奴よりも危ないやつは沢山いる。さっきはたまたま俺がいたからよかったけど、いなかったら今頃お前食われてたぞ。」
菜穂は先ほどの騒動を思い出し、不安そうな顔をする。
美月「あ!菜穂こんなところにいた!」
後ろから美月が来る。
麗司「あんたの連れ?」
菜穂はコクンと頷く。
麗司「お前ら、もうここに来るな。家に帰れ。」
美月「は?なんであんたに...!」※イラっとする顔
菜穂「美月、もう帰ろう。ここは私たちがいる場所じゃないんだよ。」
菜穂は椅子から立ち上がり、スタスタと出口の方へ歩いて行った。
美月は麗司の顔をキッと睨み、菜穂の「菜穂!」と声をかけながら追いかけていった。
麗司は菜穂の後ろ姿を見つめていた。
麗司は何かを見つけ、「これ...」とつぶやいた。
〇クラブから出て
美月「菜穂!待っててば!さっきの男と何があったの?」
菜穂「知らない男の人に声かけられたときに助けてもらったの。」
美月「どゆこと?助けたのにあんな態度取るの?」※怪訝そうな顔
菜穂「私たちが入っちゃいけないのバレてた。それでもうここに来るなって。」
美月「そういうことかぁ。ごめんね、菜穂。こんなところ連れてきちゃって。」
反省しているようにシュンとする美月。
菜穂「大丈夫だよ、美月。美月こそ、トモさんって人と会えたの?」
美月「会えたけど、トモくん女の子といて冷めちゃった!」※アハッと笑う
菜穂「あそこに行く人はみんな危ない人だからかっこよくてもだめだよ?」
美月「本当に反省してます!また新しい恋見つけます!」※敬礼ポーズをする
菜穂(本当に分かってるのかな、美月...)※呆れて笑う
設定
菜穂:身長155㎝の小柄。黒髪のミディアムヘア。クリっとした瞳。正義感が強く、またお願いしたら断れない優しい女の子
美月:身長160㎝のクールビューディー。茶髪のロングヘア。切れ長の瞳。恋愛体質の恋に恋している乙女
麗司:身長180㎝のスタイリッシュ。黒髪に金メッシュが入っている。切れ長の瞳。クラブの店員...?謎で纏われてる
菜穂「ね、ねぇ美月。本当に行くの?」※キョロキョロと周りを見ながら不安そうな顔
美月「もう!菜穂、ここまで来たら行くしかないのよ!」
周りは人の笑い声やガヤガヤと話している声が聞こえる。
菜穂(だから、あの時内緒にしてたのか...)※諦めてため息をつく
〇菜穂の回想シーン(学校内)
美月「菜穂!今度行きたいところあるからついてきてほしい!」※手を合わせてお願いしている
菜穂「いいよ!どこ行くの?」
美月「内緒♡可愛い恰好してきてね!」
〇クラブの前
美月「あ、ここだ!」
美月が指さしたところはネオンが光っているクラブだった。
菜穂「ここって高校生入れるの?」
美月「制服できてないから大丈夫よ!ほら、行くよ!」
美月は強引に菜穂の腕を掴んでクラブの中へと入っていった。
〇クラブの中
大音量の中で踊っている人、椅子に座りながらドリンクを飲んでる人、近距離で話している男女がフロア内にいる。
美月「全然入れたじゃん!トモくんいるかな!!」※周りを見渡す
トモくんとは美月の兄のお友達で美月が恋している相手。
菜穂「早く帰ろうよ、ここ私たちがいるべき場所じゃないよ...。」※不安そうな顔
美月「ちょっとあっち探してくる!菜穂は座ってていいから!」
美月はDJブースの方を指さして走っていった。
ポツンと菜穂はその場に取り残され、フロアの端っこの方に行った。
はぁ、とため息をつき、周りを再度見渡す。
菜穂(わ!あの人たちこんなところでキスしてる...)
菜穂の見る先では男女が抱き合いながらキスをしていた。
菜穂(こんなところは遊び人しかいないから嫌だな...)
チャラ男「ねぇ!君1人なの?」※菜穂の肩を叩き、肩に手を置く
菜穂「え、あ、違います!」
菜穂(これが...ナンパってやつかな、お酒臭い)
チャラ男「あっち行って一緒に飲もうよ!俺、奢るよ!」※バーカウンターを指さす
菜穂「わ、私もうすぐ帰るので!大丈夫です!」
チャラ男「夜は長いよ!いいじゃん、行こうよ!」※菜穂の腕を掴む
菜穂「いや、行かないです!」※腕を振り下ろす
チャラ男「は?何ここに来てそんな事言ってんの?いいから来なよ。」※不機嫌そうな顔をし、ギュッと強く菜穂の腕を掴む
菜穂「痛っ。」
チャラ男の掴む力が強く、菜穂は顔を歪める。
チャラ男「君みたいな可愛い子なかなかいないよ!ラッキー俺!」※ニヤニヤと笑う
菜穂「い、いい加減にやめてください!」
菜穂はブンブンと腕を振るが、なかなか振り下ろせない。
チャラ男「お前、まじでだるいって!」※大声
チャラ男が菜穂の腕を引き、壁に寄せる。
菜穂(どうしよ...身動きが取れない...)
麗司「おい、やめろ」
麗司はガッとチャラ男の肩を掴み、菜穂と離した。
菜穂(だ、誰...?)※いきなりのことでポカンとする
菜穂(この人、もしかして店員さんかな...?)
麗司の恰好は白のワイシャツとネクタイ、黒のベストを着ている。
チャラ男「いってぇな!この野郎!」
麗司を殴ろうとするチャラ男。
麗司はチャラ男の拳を片手で受け止める。
麗司「今後、同じような行動をしますと出禁、また警察呼びますよ。」
チャラ男「くっ...。お、お前!顔覚えたからな!」
チャラ男は罰が悪そうな顔をして、舌打ちをしてその場を去ってった。
麗司「あんたさ...」※ポカンとする菜穂を見る
菜穂はふと我に返り、麗司を見る
麗司「よくあんな奴に歯向かえたな。すげぇ度胸だ。」※フッと笑う
菜穂「だ、だってあんな人...」※急に色んな事が起こりすぎて力が抜け、声が震える
麗司「おい、腕腫れてる。こっち来な。」※菜穂の腕を指さし、歩く
菜穂の腕はチャラ男が強くつかんだせいで赤く腫れている
菜穂「あ...」※菜穂は自分の腕を見て気づく
菜穂(全然気づかなかった...)
菜穂は麗司の後ろをついていった
〇バーカウンター
カウンター内に入る麗司と椅子に座る菜穂
麗司「おい、これで冷やせ。」※菜穂に氷が入った袋を渡す
菜穂(やっぱり、店員さんだったのか...)
菜穂「あ、ありがとうございます...。」※氷の袋を腕に押し付ける
麗司「ここはガキが来るところじゃないぞ。腕の腫れ引いたら帰れ。」※菜穂を睨む
菜穂「わ、私、友達待ってるんです。」
麗司「さっきの奴よりも危ないやつは沢山いる。さっきはたまたま俺がいたからよかったけど、いなかったら今頃お前食われてたぞ。」
菜穂は先ほどの騒動を思い出し、不安そうな顔をする。
美月「あ!菜穂こんなところにいた!」
後ろから美月が来る。
麗司「あんたの連れ?」
菜穂はコクンと頷く。
麗司「お前ら、もうここに来るな。家に帰れ。」
美月「は?なんであんたに...!」※イラっとする顔
菜穂「美月、もう帰ろう。ここは私たちがいる場所じゃないんだよ。」
菜穂は椅子から立ち上がり、スタスタと出口の方へ歩いて行った。
美月は麗司の顔をキッと睨み、菜穂の「菜穂!」と声をかけながら追いかけていった。
麗司は菜穂の後ろ姿を見つめていた。
麗司は何かを見つけ、「これ...」とつぶやいた。
〇クラブから出て
美月「菜穂!待っててば!さっきの男と何があったの?」
菜穂「知らない男の人に声かけられたときに助けてもらったの。」
美月「どゆこと?助けたのにあんな態度取るの?」※怪訝そうな顔
菜穂「私たちが入っちゃいけないのバレてた。それでもうここに来るなって。」
美月「そういうことかぁ。ごめんね、菜穂。こんなところ連れてきちゃって。」
反省しているようにシュンとする美月。
菜穂「大丈夫だよ、美月。美月こそ、トモさんって人と会えたの?」
美月「会えたけど、トモくん女の子といて冷めちゃった!」※アハッと笑う
菜穂「あそこに行く人はみんな危ない人だからかっこよくてもだめだよ?」
美月「本当に反省してます!また新しい恋見つけます!」※敬礼ポーズをする
菜穂(本当に分かってるのかな、美月...)※呆れて笑う
設定
菜穂:身長155㎝の小柄。黒髪のミディアムヘア。クリっとした瞳。正義感が強く、またお願いしたら断れない優しい女の子
美月:身長160㎝のクールビューディー。茶髪のロングヘア。切れ長の瞳。恋愛体質の恋に恋している乙女
麗司:身長180㎝のスタイリッシュ。黒髪に金メッシュが入っている。切れ長の瞳。クラブの店員...?謎で纏われてる

