中学校の友達から


「小学校の時途中まで一緒だった昴くん、また帰ってきて高校から三ツ谷（みつや）高校通う予定らしいよ」



という話を聞かされた時心をビリビリっと何かが駆け巡った。



行く…しかない！！



三ツ谷高校といったらここら辺では超エリート校。



でももう一度昴くんに会えるチャンスがあるなら...。



そんな思いで私は三ツ谷高校への受験を決めた。



受験期の毎日はまるで地獄で泣きそうになることばっかりだったけれど昴くんのことを思えば頑張れた。



死に物狂いで勉強して補欠合格という形ではあるがなんとか三ツ谷高校に合格。



…やっと、やっと会える。



合格が決まってからの日々はかわいくなるための努力の連続。