そんな話、全く聞いてなかった。
「ごめんね、急にお父さんの転勤で」
謝ることしかできないとでも言いたげな目を見て申し訳なる。
「これ、ななちゃんにあげる」
そして最後の日、プレゼントされたお花のキーホルダー。
小学生の私の手のひらにぴったり乗るくらいの大きさ。
淡いピンク色の半透明なキーホルダー。
衝撃が大きすぎたせいであまり詳しくは見れなかったけど。
昴くんが行ってしまってからしばらくは引きずったけど昴くんみたいになりたいって少しだけ勇気をだした。
そしたらみんな仲良くしてくれて私の悩みは嘘みたいになくなった。
小学生の初恋、そう小学生の初恋。
「はぁ、なんでこんな引きずってんだろ」
身長もあの頃から20cm伸びて、顔立ちも変わって、あの頃は髪だって今はすっかり伸びた。
「高校生か、私も」
もう片思い歴5年。
「ごめんね、急にお父さんの転勤で」
謝ることしかできないとでも言いたげな目を見て申し訳なる。
「これ、ななちゃんにあげる」
そして最後の日、プレゼントされたお花のキーホルダー。
小学生の私の手のひらにぴったり乗るくらいの大きさ。
淡いピンク色の半透明なキーホルダー。
衝撃が大きすぎたせいであまり詳しくは見れなかったけど。
昴くんが行ってしまってからしばらくは引きずったけど昴くんみたいになりたいって少しだけ勇気をだした。
そしたらみんな仲良くしてくれて私の悩みは嘘みたいになくなった。
小学生の初恋、そう小学生の初恋。
「はぁ、なんでこんな引きずってんだろ」
身長もあの頃から20cm伸びて、顔立ちも変わって、あの頃は髪だって今はすっかり伸びた。
「高校生か、私も」
もう片思い歴5年。


