指折りしっかり数えてくれていた。わたしなんかに開示する情報なんてねぇよと言われるのかと思った。
だけどそうなんだ。
先輩たち三人には、『お互いのことは言葉にせずとも全部理解しています』みたいな雰囲気を醸し出しているものだから、もっと長い付き合いなのかと勝手に思っていた。
それこそ生まれてすぐ物心ついた頃には隣にいました、みたいな。
つまり、あの絆みたいなものの正体は、付き合いの長さではなく、密度によるものなのだろう。
……まあ、普通どれぐらいの付き合いの長さでどの程度親密になるものなのか、友達のいないわたしにはわからないのだけれども。五年も一緒に居れば普通にこんなものなのかもしれないけど。
「つーか、お前もちゃんとオレに興味持つことあるんだな。オレにというか、オレたちに、か」
「へ……あ、いや、すみません……」
「ったく、何でもかんでも謝るんじゃねぇよ。謝罪ってのは繰り返すほど価値が軽くなるぞ」
「わ、わたしに息をするなと!?」
「はっ、謝罪は呼吸ってか」
その通り。謝ってないと窒息します。



