納得するわたしを横目に、桃先輩はその可愛い顔に勝ち誇ったような笑顔を浮かべた。
「ま、うちはどこぞのぽっと出の一年と違って東間とはそれなりに付き合い長いからな」
肌がピリピリするような明確な敵意が、その視線にはあった。
わたしはその視線を受け止めきれず、静かにうつむく。
そして思った。
……いったい、このわたしのどのあたりを見て敵対心燃やしてるんだこの先輩。
わたくしめはいてもいなくても気付かれないような、無害な雑草でございまして。
可愛くてアクティブで仕事のできる貴女とはそもそも同じ土俵に立っていないと思うのです。
と、怖い目をした桃先輩にそれを堂々と伝える勇気もないのでやっぱり黙るしかないのだけれど。



