「面倒くせー……。ミチル、会長命令だ。どうにかしてオレにやる気を出させろ」
「そんな無茶な!? というかさっきはわたしが存在するだけでやる気が出る的なこと言ってませんでした!?」
「あ? 存在するだけでやる気でるわけねーだろ普通に考えろ」
「り、りふじん……」
何故わたしが責められているのだ。
さっきは何言ってんだこの人って思ったけど、否定されるとちょっと悔しくなる。
しかし、やる気を出させる方法とはいったい……。
無茶振りに頭を悩ませていると、突然ドンっという音がして、わたしと会長の間に一本のペットボトルが置かれた。
「ん、甘くないミルクカフェオレ。これ本当はうちが自分で飲もうと思って買ったやつやったんやからな。感謝せぇよ」
「おっ、まじか。サンキュー」
珍しく、桃先輩に素直にお礼を言った会長。
どこか嬉しそうに無糖ミルクカフェオレのキャップを開けた。
なるほど。人のやる気を出すにはやはり飲食物か。



