こちらでも謝罪三昧。
わたしは土下座でもせんばかりの勢いで桃先輩に頭を下げ続ける。
慣れないせいでミスばかりなのが悪い。それは知ってるけれど。
もう本当、毎日の疲労感がすごいのだ。切実に帰りたい。
「初めてやる仕事なんだからできなくて当然だよ。そんな怒らないで桃さん。原さん飲込み早い方だと僕は思うけど」
副会長の木坂先輩はいつも何やかんや穏やかな口調でフォローしてくださるけど、ありがたいと同時に申し訳なさが増す。
「そうだな、ミチルは頭良い方だと思う。まあ、オレはミチルがここにいるってだけでやる気が出るから、存在してるだけで十分だけどな」
で、会長は毎度意味のわからないことをおっしゃっている。
この人は先ほどから、わたしの真横に椅子を置いて、頬杖をつきながら薄笑いでこちらを眺めている。
この場所ではいつも、周りの目がないのを良い事に堂々とシャツのボタンを開けており、鎖骨のタトゥーがちらちらと見えている。
相変わらずわたしの厨二心をくすぐる美しい幾何学模様ではあるけど、やっぱ何かこう……目に毒なんだよなあ。



