わたしが仲間になろうがならなかろうが別にどうでもいいといった雰囲気だ。大変有り難い空気感。
「今日は新メンバー加入祝いっつーことで、お菓子パーティーしようぜ」
自己紹介の時間はそこそこに、会長は鼻歌でも歌い出しそうなテンションでそう言い、部屋の奥へと行く。
そして無造作に置かれていた段ボール箱を持って戻ってきた。
その箱からは、ポテトチップスだのおせんべいだのグミだのクッキーだのが出るわ出るわ。
「ちょ、持ち込みすぎ持ち込みすぎ。敬人あんた生徒会室のこと何やと思ってんねん」
「まあまあ。ミチル、どれ食べる?」
「ひっ、お、お構いなく……」
「じゃあ僕、自販機で何か飲み物買ってこようか」
……素晴らしい勢いでお菓子パーティーの会場が出来上がってしまった。
桃先輩はぶつぶつ苦言を呈しながらも、誰より先にチョコレートへ手を伸ばし、木坂先輩が買ってきたストレートティーを紙コップに注ぐ。
戸惑いで身動きが取れずにいると、会長がくるりと振り返りわたしの手を引っ張る。



