さらに補足するすると……とても口が悪く、道徳感覚が怪しくて、自己中心的な暴君。
品行方正な生徒会長のイメージとはずいぶんかけ離れている。
「ほら生徒会室行くぞ。さっさと立て」
「いいいいいいえ、きょ、今日はですね、近所の公園で小学生男子たちと不定期開催してるダンゴムシ運動会の予定が……」
「あ? 意味不明なこと言ってねーでさっさと来い。」
「本当に何でわたしなんですかぁぁぁ? 森に返してぇぇ」
「森? お前思いっきり街中育ちだろ。つーか……」
会長は整った顔にニヤリと不敵な笑みを浮かべ、至近距離でわたしの顔を覗き込む。
「『何でわたしなんですか』だ? 何回言ったらわかんだよ」
「ひっ」
「オレがお前を気に入ってるから。それ以外に理由がいるか?」
そしてどういうわけだか、わたしはそんな生徒会長様に気に入られてしまっている。
どうしてこんなことになったんだっけ。
ああそうだ、全ての始まりは──。



