「別に取って食おうとしてるんじゃねーよ。勧誘に来たんだ」
「か、勧誘?」
「昨日も言っただろ。生徒会に入れ、ミチル」
「!?!?」
何故だ。会長の秘密を知ってしまったけど、無害だろうからと見逃してくれたのではなかったのか。
ああ、噂を広める広めない関係なく、秘密を知った人は全員消してくタイプでしたか。そうですか。
それでもわたしは一応抵抗を試みる。
「あ、あの! えっと、昨日見たことは絶対に、い、言いませんから」
だけど会長は、全く心当たりがないとばかりに首を傾げる。
「何を?」
「えっ……と。だ、だから……会長が品行方正とは程遠い言葉遣いで生徒指導してたこととかっ」
「とか?」
「い、いれずみ……のこと……とか」
「ああ、あれな。実は背中にもあるんだよ。見る?」
「みみみみ見ません!やめてください公共の場で! というか何で共有する秘密を増やそうとするんですか!?」
「ははっ」



