制服が着崩されたせいで露わになっている会長の首元。鎖骨の少し上あたり。
そこに、ペンか何かで描かれたようにも見える黒い模様のようなものがある……ように見える。
まさか。
わたしはバッと顔を上げて直接会長を見る。
今は角度的に見えないけれど……。
「ん? どうした?」
「あ、あの」
事実確認のために恐る恐る口を開こうとする。
しかし、そんなわたしの震える声はあっさり遮られることとなった。
「敬人〜? さっき例の金髪くんがすごい形相で泣きついてきたけど、今回はどんな尋問したの?」
「あんた『オレに任せろ』言うとったよな」
のんびりと柔らかい男子の声と、西の地方の訛りがある女子の声。
振り返ると、扉の向こうに垂れ目で優しそうな雰囲気のイケメンと、ボブカットの髪を派手な色のヘアピンで留めた強そうな美少女が立っていた。
この人たちも見覚えがある。
記憶が正しければ確か……垂れ目イケメンが生徒会副会長、ボブの関西弁美少女が書記、だった気がする。



