「本当っす! 二度とやりません誓います! 頼みます見逃してください……」
「そう誓った野郎がまた同じことを繰り返しているのをこれまで何回見てきたことか」
「ほほほ本当です! 本当に!」
今にも泣き出しそうな情けない声を出す金髪と、それに詰め寄る生徒会長。……マジですか、とうとう胸ぐらつかんだぞ。
そのまましばらく膠着状態が続いていたものの、生徒会長はやがて大きくため息をついて手を離した。
その瞬間を待ってましたとばかりに、金髪はその場にへたりこみ、フラフラよろめきながら逃げだす。
金髪の足音がドタドタとこちらへ近づいてきて、扉が勢いよく開いた。
彼は扉のすぐそこに立っていたわたしの存在に気付く素振りもなく廊下をまっすぐ走っていき、見えなくなっていく。
わたしはとりあえずその後ろ姿をカメラに収めながら、戸惑いで首を傾げた。



