明日の学校ではどんな話をしようかなとか、どんな参戦服で行こうかとかブルフラの話で持ちきりだろう。


ダンダンダン


明日が楽しみと考えていると、勢いよく階段を登ってくる音が聞こえた。

その直後私の部屋が勢いよく扉が開いた。


 「姉ちゃん!!ライブ当たったの!?」


部屋に勢いよく入ってきたのは弟の天宮雪樹(てんぐうゆき)だった。

雪樹は、私の推し活を親よりも応援してくれていて、私が嬉しいことがあると自分のことのように喜んでくれる。

 

 「当たったよ!生のSakuya様を見れる!」



私の影響で雪樹もブルフラにハマっている。
推しは姉弟揃ってSakuya様。


 「姉ちゃん!よかったね!!
  
  明日も早く行くんでしょ?」


そう言って、雪樹は私の部屋から出て行った。


明日も早く行くというのは、私たちブルフラオタク3人は何かブルフラ関係で話したいことがあると、必ず次の日の朝、誰もいない時間に登校するのが当たり前になった。


雪樹が出て行って我に帰った私は、お風呂を済ませ、ベットにダイブした。