余命24時間、じれったくって妬けちゃって愛してる。

「あなた!次に盗撮なんてしたらタダじゃすまないのよ!」
「そうよ!その人誰?」
「親父、頼むからやめてくれ」
いつの間にかスカートを押さえたままの姿勢の私とこの人たちでおじさんを囲む形になってしまった。
「美夜!誤解なんだ。違う。達也と明華も落ち着けって」
「落ち着けるわけないじゃない!この大馬鹿爺さん!」
どうやらこの4人は家族らしい。
よく見ると「達也」と呼ばれた男子は中学生ぐらい。真面目そうな黒縁のめがねをかけている。
「明華」と呼ばれた女子は私よりも一つか二つ小さいぐらい。
「美夜」と呼ばれていたのはおじさんと同じぐらいの年の女性。皺が少しできた顔には疲労感とやるせなさがたまっているけどまあ、美しいと言える。