余命24時間、じれったくって妬けちゃって愛してる。

「ねえ、女子高生だよね。チケット代、出してあげようか。どこ行くの。宿泊費は大丈夫?」
いつの間にか隣に立っていたのは50歳ぐらいのおじさんだった。片手に財布を持ちもう片手にカメラを持ちしゃがもうとしている。
まさか。まさか。
急に冴の差し触りない一言が頭の中にありありと蘇った。
「なんかさ貢ごうとしてスカートの下盗撮しようとする常習犯が多いらしい」
まさか。とは思う。
どうしよう。あんまり怒らせないほうがいいよね。
私はスカートを押さえながら震える足で一歩後ろに引いた。
「なあに。大好きだよ。うちに来て!大好き。結婚しよう」
怖い。怖い。甘ったるい声で身長も私と大して変わらないはずなのに大人は怖い。
権力で他の人を餌食にする大人は怖い。
身体能力とか関係ない。