余命24時間、じれったくって妬けちゃって愛してる。

「大丈夫?」
私の隣に座った大学生らしき女子はツンと澄ますような声で私に聞いた。
私の席は窓側で彼女の席は通路側。つまり隣だ。
っていうか大丈夫ってなんのこと。
「とぼけないで。さっき盗撮未遂されてたじゃない」
まさか目撃者?
「私は京都大学から留学に来ててそのまま函館の実家に帰るところの隅川織(すみかわしき)。」
結局最後まで彼女こと織さんだけが喋って彼女はそのままそっぽを向くようにスマホをいじり出した。