余命24時間、じれったくって妬けちゃって愛してる。

人は死ぬ時に背景として一番大好きな人と一番大好きな場所を浮かべるものだと思う。例えその二つの相性がゼロに等しかったとしても。
そんなことを茶髪の高校生の私・夜長環奈が知ったのはつい数十分前のことだ。
私は遅刻しそうだからとデニムワンピースという姿で親友・冴との待合場所に走っていた。その時、信号無視をしたトラックがスローモーションで私を引いた。
じゃあなんで生きてるかって?
それは奇しくも「死神」のおかげ。