「おめでとう! 美蘭」
翌朝。
未散は美蘭の左手薬指を見て、嬉しそうに飛びついてきた。
「未散ちゃん、ありがとう」
「あー、良かったー。プロポーズ作戦、大成功! 美蘭、その指輪、サイズぴったりでしょ?」
「え? あ、うん。確かに。高良さん、勘が当たったのかな」
「なんでやねーん! 私が高良さんに教えたの! で、その指輪は春日さんイチオシのブランドで買ってきたの」
ええー?と美蘭は驚く。
「え、いつ? 私の知らないところで?」
「そっ! 知らぬは美蘭ばかりなり。プロポーズが上手くいくように、夕べは美蘭をとびきり可愛いシンデレラにしてみたんだ。ね? 王子様と幸せになれたでしょ?」
「未散ちゃん……」
美蘭の目からぽろぽろと涙が溢れた。
「ありがとう、未散ちゃん。ほんとに、ありがとう」
未散はポンポンと美蘭の頭をなでる。
「幸せになるんだよ? 美蘭には誰よりもその権利があると私は思うから」
「未散ちゃん……」
止めどなく涙を流す美蘭を、未散は優しく抱きしめた。
翌朝。
未散は美蘭の左手薬指を見て、嬉しそうに飛びついてきた。
「未散ちゃん、ありがとう」
「あー、良かったー。プロポーズ作戦、大成功! 美蘭、その指輪、サイズぴったりでしょ?」
「え? あ、うん。確かに。高良さん、勘が当たったのかな」
「なんでやねーん! 私が高良さんに教えたの! で、その指輪は春日さんイチオシのブランドで買ってきたの」
ええー?と美蘭は驚く。
「え、いつ? 私の知らないところで?」
「そっ! 知らぬは美蘭ばかりなり。プロポーズが上手くいくように、夕べは美蘭をとびきり可愛いシンデレラにしてみたんだ。ね? 王子様と幸せになれたでしょ?」
「未散ちゃん……」
美蘭の目からぽろぽろと涙が溢れた。
「ありがとう、未散ちゃん。ほんとに、ありがとう」
未散はポンポンと美蘭の頭をなでる。
「幸せになるんだよ? 美蘭には誰よりもその権利があると私は思うから」
「未散ちゃん……」
止めどなく涙を流す美蘭を、未散は優しく抱きしめた。



