二人で乾杯すると、次々と料理が運ばれてきた。
温野菜やスープ、牛ほほ肉の赤ワイン煮、はまぐりの白ワイン蒸し、オマールエビのグリルやシーフードのマリネなど、どれもが美味しく、美蘭は頬を緩めながら味わう。
ふと顔を上げると、優しく微笑んでいる高良と目が合い、思わずドキッとして視線を落とした。
「最近仕事はどう? 相変わらず順調?」
高良に聞かれて、美蘭は春日との話を思い出す。
「実は、春日ブライダルから提携のお誘いを受けました」
そう切り出すと、高良の表情から笑みが消えた。
「それは、いつ?」
「えっと3日前です。提携は考えられませんが、未散ちゃんの意見もあるので即答は出来ないと一旦保留にしました。そう言わないと、その場は引き下がっていただけない気がしたので」
「ということは、会ったのか? もしや、副社長に?」
「はい。でも次は電話でお断りするつもりです。未散ちゃんにも提携の話をしましたが、いつものように『美蘭のしたいようにして』と言っていましたから。でもそう言いつつ未散ちゃん、ボソッと付け加えるんですよ。『ま、美蘭なら断ると思うけどね』って。聞こえてますけどって感じ。ふふっ」
そう言って顔を上げた美蘭は、高良の硬い表情に気づいて驚く。
「新海さん? どうかしましたか?」
「ん? いや、なにも。それよりデザートはなにがいい? ケーキの盛り合わせにするか?」
「え、そんなに食べられるかな? 食べられるかも」
「ははは! じゃあ、そうしよう」
また笑顔に戻った高良に美蘭もホッとして頷いた。
温野菜やスープ、牛ほほ肉の赤ワイン煮、はまぐりの白ワイン蒸し、オマールエビのグリルやシーフードのマリネなど、どれもが美味しく、美蘭は頬を緩めながら味わう。
ふと顔を上げると、優しく微笑んでいる高良と目が合い、思わずドキッとして視線を落とした。
「最近仕事はどう? 相変わらず順調?」
高良に聞かれて、美蘭は春日との話を思い出す。
「実は、春日ブライダルから提携のお誘いを受けました」
そう切り出すと、高良の表情から笑みが消えた。
「それは、いつ?」
「えっと3日前です。提携は考えられませんが、未散ちゃんの意見もあるので即答は出来ないと一旦保留にしました。そう言わないと、その場は引き下がっていただけない気がしたので」
「ということは、会ったのか? もしや、副社長に?」
「はい。でも次は電話でお断りするつもりです。未散ちゃんにも提携の話をしましたが、いつものように『美蘭のしたいようにして』と言っていましたから。でもそう言いつつ未散ちゃん、ボソッと付け加えるんですよ。『ま、美蘭なら断ると思うけどね』って。聞こえてますけどって感じ。ふふっ」
そう言って顔を上げた美蘭は、高良の硬い表情に気づいて驚く。
「新海さん? どうかしましたか?」
「ん? いや、なにも。それよりデザートはなにがいい? ケーキの盛り合わせにするか?」
「え、そんなに食べられるかな? 食べられるかも」
「ははは! じゃあ、そうしよう」
また笑顔に戻った高良に美蘭もホッとして頷いた。



