【短編】花が散れば花が咲きにけり

「何よ、仕えてるとか私が気が強い孤高のお嬢様みたいに言わないでよ!ふっざけんなクソ従者!クソ、クソ!私は華恋より無量大数に素晴らしい子なの!だからみんなを裏彼にしてなんでもしていいの。」
なっ。性格終わってる。苛立ちも感じながら僕はどんどん冷静になっていった。
さっきまで激しかった動悸は治る。胸に触れた腕から薄い鼓動が伝わってきた。
「私だって悔しいのよ!千鶴は「妹みたい」とか言ってくるし、一緒に過ごしてても千鶴の両親は私の出来損ないとこしか見ないし。だから一度誰にも分かるように千鶴の何かを奪いたかったの。一番いいのが大人しくって女子に服従しそうな裏彼候補・新城くんってわけ」