【短編】花が散れば花が咲きにけり

僕は1冊の文庫本を手に取った。タイトルは「隠キャ彼氏くんと私」めちゃくちゃドキドキして面白い。
「へえ。新城くん、こんなのもわかるんだ。すごい」
変じゃないの。すごいなんて。
そうしているうちに時間は昼になった。12時ごろ。
「ファミレスで一緒に食べない?」
一緒に、食べる。ま、僕はもともと外食の予定だからいいけど。
「いいよ。」