ぜんぶ、ちょうだい。




プリントが宙を舞って、 まるで紙吹雪みたいに階段に散らばる。

私も、膝を打って、痛いし恥ずかしいし…もう最悪。



「いったぁ…」



声に出すのも情けなくて、でも痛みは容赦なくて…膝をさすりながら、散らばったプリントを見つめる。


ほんとに、ついてないよ~。
最後の一段だったからよかったけど、それでも膝はじんじん痛むし。目の前には、広がる大量のプリント。



「…うぅ」



泣きそうになりながら、しゃがみ込んでプリントを拾っていると

ふいに、目の前に一枚のプリントが差し出された。



「え?」



思わず顔をあげる。


そこにいたのは――



泉先輩。