……なんで、こんなことしたんですか。
私のこと、好きなんですか。
そろそろ、言ってくださいよ。
喉の奥まで出かかった言葉を、必死に飲み込む。
だって、そんなこと聞いたら、きっと欲張りになってしまうから。
もっと、もっとって、欲しくなっちゃうから。
迷惑はかけたくない。
困らせたくない。
手を繋いでもらえただけで、もう十分だって、自分に言い聞かせる。
今日の私は、これだけで、ちゃんとプレゼントをもらったはずなんだって。
それなのに。
好きだ。
どうしよう。
好き。
ぐるぐるぐるぐる、緊張と嬉しさが混ざり合って、頭の中がどうにかなりそうになる。
心臓は落ち着く気配なんてなくて、歩いているだけなのに、足元がふわふわしている。
そんなときだった。
先輩が、ふっと足を止めた。
つられて立ち止まると、目の前には、カフェらしき店。ガラス越しに見える落ち着いた照明と、控えめな看板。



