やっぱり凪翔兄、機嫌が悪い……?

どうしたのかな?

不思議に思っていると、料理をしていたお母さんがわたしに声をかけた。

「月、おかえり。ご飯あとちょっとでできるけど、着替えてきたら?」

「はーい」

そうだ、制服のままだった。部屋着に着替えないと。


自分の部屋へ向かい早速着替えてから部屋から出ると、廊下に凪翔兄がいた。