幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

「う、うん」

そういえば燈くんには、結構待たせちゃってるなぁ……。

燈くんのこと友達としては好きだけど、恋愛としては曖昧で……。

‪待たせちゃってて、申し訳ない……。

しょんぼりとしていると、岬くんが口を開いた。


「そういえば、月、凪翔さんとはどうなの?」

「へっ……? ど、どうって?」