幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

「……なに、楓さんと華琵って月ちゃんの親かなにかなの?」

「親というよりは、姉妹同然!」

「同じく。月とは小学校からの約七年間、一緒に遊んできたし」

「すご」


わたしが黙っているあいだに、どんどん話が進んでいくっ……!


「あ、あのね! まだその、わたし、好きとか分からなくて……!」

「じゃ、燈くんの告白にもまだ答えてない?」