幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

「……むぅ」

「そんな顔しなーい。まぁ、かわいいけど」

「なっ……変なこと言わないで!」


部屋が一瞬で桃色空気だ。

二人の会話はいつも聞いてるけど、まだ慣れなくてわたしはそわそわとしちゃう。

でも、照れたように頬を染める美緒ちゃんが、とてつもなくかわいいっ!

元からかわいかったけど、女の子は恋をするとかわいくなるって、本当なんだなぁ……と思う。