幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

「今日一緒に帰ってくれたのにも、ありがとう。楽しかった」

うっ、モテ男子の全力笑顔、眩しい……。今すぐにでもサングラスかけたいところだよっ。

そんなことを考えながら、天川くんとばいばいする。

そして天川くんが行ったのを見送ってから、首をぶるぶるとふった。


告白には、超びっくりしたけどっ……いつも通りにいかなきゃ。

だって、わたしの家には、あの人がいるから。