幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

うっ、眩し……。サングラスかけたい……。

そんなことを考えながら、燈くんの隣に座らせてもらった。

「ちょっと、月〜! うちの隣に座りなよっ!」

「え……だって、岬くんと隣になりたいでしょ?」

二人カップルだし、前からわたし邪魔だよなーって思ってたんだ。

すると、岬くんもわたしの言葉に頷く。


「美緒、僕の隣においで?」