幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

そのテーブルを囲って、もう燈くんと岬くんが来ていた。


実は、美緒ちゃんとは小学校のころからの親友で、その時にはもう岬くんと付き合っていたから、三人で遊ぶことが多かったんだ。

だから二人には違和感はないんだけど、燈くんがいるってこと、なんか新鮮……。


「遅くなってごめんね」

「ううん、僕は元から美緒と家近いから」

「俺も、意外と近くてびっくりした」

爽やか〜に笑うイケメン男子二人。