幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

一部の女子が、凪翔兄にきゃあきゃあ言ってる。

あ、あはは……まぁ、凪翔兄かっこいいもんなぁ。

自分の幼なじみを褒められて、少し誇らしい気分だ。

凪翔兄もそれに気づいたみたいで、にこっと女の子たちに笑いかけてる。

「……好きな子いるなら他の女子に媚び売るなよ」

「はぁ? 燈ったらうるさいなぁ。意外と頭硬いタイプ?」

「俺は一途なだけです」

「うざ」