幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

こんなのっ……?

一応年上の先輩にこんなのって……燈くん、すごい度胸……あはは……。

苦笑いしていると、凪翔兄がパシっと燈くんの手を払い落とした。


「月と二人きりにはさせないよ。学校まで、ついていくから」

「えっ……?」

学校まで、ついていくって……凪翔兄が?


でも……