わたしもそっちへ視線を移動させて、目を瞬く。

「燈くん?」

また、わたしのマンションの前にいるっ……!

あわてて駆け寄ると、燈くんは爽やかに微笑んだ。


「おはよ、月ちゃん。一緒に学校行こ」

「えっ……、うん!」


迎えに来てくれたのか……!