手から、熱が伝わってくる。凪翔兄と、近くで目が合った。 「一日十分だけでいいから……俺のものになって、月」 ……。 へ……? 俺のものに、なって……? 固まるわたしと、わたしをじっと見つめる凪翔兄の間に沈黙が広がる。