幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

指を絡めたまま凪翔兄も隣に座り、何をするんだろうと思ったら……


わたしの肩に、自分の頭をのせた。

「わっ……!?」

す、すごい近い距離……。


「お、お母さん帰ってきちゃうよ」

「まだだいじょーぶ。……ちなみに訊くけど、二人っきりの時ならいいの?」

「なっ……、よ、良く、」