幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

子供っぽい怒り方だけど、瞳が鋭い。そしてその視線の先は、燈くんだ。

い、いつもこんなじゃないのに……どうしたんだろう……。

あわあわとしていると、燈くんが凪翔兄に向かって微笑んだ。


「初めまして。これから月ちゃんと付き合う予定の、天川燈です。これからよろしくお願いします」

「燈くんっ……!?」


凪翔兄に負けないぐらいの、いや勝つほどの爆弾発言!!

わたし、まだ告白答えてないんですけどもっ?