幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

つ、付き合って……!?

誤解されるような言い方やめてっ……!

思った通り、燈くんは「付き合っている……?」と驚いていた。

そ、そりゃそうですよねっ!


「ち、違うからねっ……! 凪翔兄は、幼なじみだから!」

「間違ったことは言ってないよ、月」

「そうだけど、誤解されるような言い方はダメ!」


注意すると、凪翔兄は不服そうに頬を膨らませる。