忘れるところだった……凪翔兄に感謝だっ!
ノートを受け取りに駆け寄ると、凪翔兄はわたしの手を引っ張り自分の方へよせ抱きしめる。
な、凪翔兄……?
「ひ、人前だよっ……」
「あいつ誰?」
あいつ……って、燈くんのこと?
凪翔兄が「あいつ」なんて強い言葉を使うのは珍しくて、目を瞬く。
「天川燈くんだよ。クラスメイトの」
ノートを受け取りに駆け寄ると、凪翔兄はわたしの手を引っ張り自分の方へよせ抱きしめる。
な、凪翔兄……?
「ひ、人前だよっ……」
「あいつ誰?」
あいつ……って、燈くんのこと?
凪翔兄が「あいつ」なんて強い言葉を使うのは珍しくて、目を瞬く。
「天川燈くんだよ。クラスメイトの」

