幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

……いや? 凪翔兄も家族みたいなものだからいいのか?

んー……わかんないけど、まぁいっか! とりあえず着替えに行こっ……!





朝ごはんを食べ終わって、わたしはバッグを持つと家を出る。


「またね〜、月」

「うん。ばいばい、凪翔兄」