幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

「ただいま〜っ」

シーンとしていたリビングに、響いたお母さんの声!

目を開けると、凪翔兄がバッと離れていった。

よ、よかったっ……。


わたしはソファからおりると、お母さんの方へ駆け寄る。

ちなみにお母さんは仕事してなくて、この時間はいつもショッピングとかで出かけてるんだっ。


お母さんが帰るのがもうちょっと遅くなったら、わたし凪翔兄とき、キキ──っ。