燈くんと楽しく喋りながら、病院へ戻ると。
お母さんが、駆け寄ってきた。

「月、天川くん。凪翔くんが、目覚めたって!」

えっ……。

わたしは燈くんと目を合わせて、ぱあぁぁぁっと顔を輝かせた。





一つの病室に案内されて、ドアを開けると最初に目に飛び込んできたのは……

「やほ〜、月、燈、星さん!」