……否定もしないってことは正解、かな。

ぎゅっと、唇を噛む。


確かに、凪翔兄が体が弱いって知れば、今みたいに学校まで送ってもらったりなんて甘えたことしなかったし……それに今日だって、きっと凪翔兄にメッセージ送ったりなんてしなかった。

でも……それでもっ……。

思わず、イスから立ち上がった。

「月?」

「月ちゃん……?」