幼なじみは一日十分、わたしを甘く溺愛したがる。

雨に濡れたせいだってわかってるけど、でも、その冷たさが、凪翔兄の身体の体温を奪っていった気がして……。


「凪翔兄っ、凪翔兄……!」

お願い、答えて……!

わたしと凪翔兄の変な様子に気づいたのか、電話が終わった燈くんが「月ちゃん?」とこっちに来た。

そして、倒れてる凪翔兄を見てひゅっと息を呑む。

「柊さん……?」

「燈くんっ、凪翔兄が、急に倒れて……どうしようっ」